ミズオノオト - Cahier de Mizuho -

2002年に渡仏し7年後にフランスから日本へ逆留学。フランスに行かなければ鍼灸師にはならなかった日本人のブログ。

健康 Santé

コロナ濃厚接触者体験

「濃厚接触者」という「コロナに罹っているかは分からないけど、コロナ陽性の人に濃厚に接触した」という定義に当てはまる状況だったので自宅待機となりました。鍼にいらした方がコロナ陽性だったと連絡があってからの色々。自分用の記録です。 6/21(火) 朝…

マスクと顎と表情筋と外国語

マスク生活が長引いています。「日本人は元々花粉症でマスクをしているから特に気にならない」と言う人もいますが、内心驚きます。本音の統計を取ったらどうなんでしょう。なかなか本音を言えない社会ですからね(笑)。コロナがやってきて、今まで以上に本…

オンラインでハモる合唱 Easy Virtual Choir

実は…(という程でもないのですが)私はある合唱団の団員です。コロナ禍で緊急事態宣言が出ているので、合唱団の練習は停止中。そんな中、面白い試みをしようという提案があってそれにハマっています。 動画で自分で声を吹き込むと、同じように歌声を吹き込…

ゴーヤ栽培が楽しい

今年からベランダでゴーヤを育てている。まさか自分がベランダ栽培でゴーヤをやる日が来るとは思っていなかった。というのも、私はマンションの高い階に住んでいるのでかなり風が強い。過去には強風で干していた洗濯物が飛んでいってしまったことが何度もあ…

映画『痛くない死に方』

『痛くない死に方』を観て、祖父が亡くなる前の事や、在宅医療学会へ行った事を思い出した。

シアターコモンズ’21 百瀬文「鍼を打つ」で鍼を打った

アート Art の意味は「芸術」。 でも、 Art には「技術、技(わざ)、スタイル、技術を要する仕事」という意味もある。鍼術 - Acupuncture - もアートなのでアール。 出演した鍼師とスタッフの皆さん ©Theater Commons Tokyo ’21 / Photo: Shun Sato シアター…

足のケア体験

鍼灸師という職業柄、人の足を見る機会が多い。色んな年代、性別の爪や足の甲、足裏を見る機会がある。足首周りや足指周辺に鍼を刺さない日はないかもしれない。顎や腰、首など離れた場所の治療のためにも足を使う。 爪もいろいろ。爪が肥厚したり爪の色が変…

土佐文旦マーマレード

患者さんが土佐文旦をくださった。ありがとうございます。美味しそうな文旦なのでマーマレード作る気満々。柑橘類の皮の煮たものが大好きです。 材料 文旦 1つ 皮と種 砂糖 150gぐらい 作り方 文旦の皮を細く切って、水から沸騰させて5分ぐらい立ったらお湯…

蘭州ラーメン 牛骨薬膳拉麺

蘭州ラーメンと言えば私にとっては北京で食べたお気に入りの一品。 牛骨の出汁の出たあのスープとパクチーがなんとも絶妙な味わい。日本でも一時期ブームだったけど日本でお店で食べた事はなかった。 そんな時、ずっと在宅勤務だったけど久し振りに出社して…

翻訳は大変だったけど鍼灸は面白い(鍼灸師になった経緯シリーズ 3)

(前回の話はフランスの大学院の同僚と東京で再会をどうぞ。) というわけで、「翻訳のお金を支払うから!」ということもあり、友人の翻訳の手伝いをすることになった。 翻訳といってもいろいろ。専門分野の翻訳は用語をどう訳すのか、固定の呼び名があるの…

今でこそ鍼灸師だけど、昔は怪しいと思っていた(鍼灸師になった経緯シリーズ 1)

私は父が医師で、両祖父も叔父達も医師や歯科医師。弟も医者になってしまった。医者だらけの家族。でも、私は実をいうと医者にだけはなりたくないと思いながら育った(笑)。それについてはここには書かない。 父親が医師なので子どもの頃は病気になったとし…

イライラする理由

鍼灸師になってからイライラする事がなくなったと書いたけど、イライラでふと思い出した事があるのでメモ。数年前、ある人(X)とお付き合いしていて旅行に行った。長時間のドライブ。某県のレストランで食事をしようという事になった。観光地だし人も多くて…

鍼灸師になる前となった後

鍼灸師になってから変わったことがいくつかある。今回はそれについて。 イライラすることが減った 鍼灸師になる前よりもイライラがない。私はどちらかと言うと喜怒哀楽が激しい方だ。家族も喜怒哀楽が激しいので血は争えないと思っていた。ところが、鍼灸師…

銭湯のススメ

先日、久しぶりに銭湯に行った。公衆浴場。今年6月以来なので随分と久しぶり。 大分寒くなってきたし、職場の同僚も風邪を引いてる人がいたり、鍼灸院に来る患者さんでも疲労が溜まっているという訴えが増えた。 現在の場所に住み始めてから銭湯に行くように…

ブラジャー難民

先日、某百貨店の下着売り場でブラジャーを購入した。 ブラジャーは自分に合うものを探すのが難しい。日本ではパッド入りで形の補正をするものや、寄せて上げるタイプが多い。昔、ある人気ブランドのものを買いに行ったら、自分としては割と締め付けが強いと…

「いつもあるオーラがないですよ」

人に言えないストレスをずっと抱えていて、それがコロナで助長されているのかもしれない。 今までも存在していたものの輪郭がよりクリアになった。コロナウイルスそのものよりも人間社会、人間の恐怖心が一番恐ろしいという観念。それが今まであったストレス…

コロナで良かったこと

もはや、コロナ騒ぎで影響を受けていない人はいないかもしれない。 世界中がコロナウイルスの為に非常事態に陥っている。今まで誰も味わったことのない状況が随分と長く続いている。初期の頃と今とでは人々の様子も変わってきた。 私は3月末に九州旅行をす…

ツボの名前のローマ字表記は一筋縄ではいかない Points d'acupuncture

フランスの学会へ行くと、鍼灸のツボの表記は漢字ではない。記号だ。フランスだけではなく英語圏の国際学会でもツボ表記は漢字ではない。優しい人は漢字でも表記してくれるが、記号で書いている場合がほとんど。日本では鍼灸の経穴名(ツボの名前)は漢字で…

Vibram Five Fingers 五本指シューズ

自分にとっての「五本指シューズ」第一号が写真のモデル。これは山にも行ける五本指シューズ。 五本指スニーカーは剣術の屋外稽古で履いてる人がいたし、前から気になっていた。この前NHKで放送されたからか、大量に買われていったらしい。私もその放送を見…

会津の納豆革命 révolution de « Natto »

最近のお気にりの納豆が「納豆革命」。 1ヶ月程前に職場に近い「日本橋ふくしま館」で呼び込みをしていた時にフラフラ店内に引き込まれていった。その時に呼び込みしていた福島の野菜を購入。と同時に店内を見ていて、納豆革命を発見。 日本橋ふくしま館-MID…

発酵展 Expo : Fermentation Tourisme Nippon

行ってきました、発酵展。 日本全国の発酵食品についてのエクスポジションです。 見てると何から何まで食べたくなってくる。 鯨の上顎部分の軟骨を酒粕漬けにした佐賀県の松浦漬は自分用にも買いました。 説明と一緒に発酵した現物の匂いが嗅げるようになっ…

Vadym Kholodenko ヴァディム・ホロデンコ

先日ウクライナのピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ Vadym Kholodenko のピアノコンサートに行った。去年2018年6月にサントリーホールで聴いて以来、この人のことは注目していた。昨年2018年11月にフランスに行った時、わざわざ日にちを伸ばして彼のパリ…

認知症ケア「ユマニチュード」Humanitude

全日本鍼灸学会2019最終日「シンポジウム5」のテーマが認知症だった。フランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード」についてもお話されていたが、私は三年前の2016年7月に発案者イヴ・ジネストさんご本人のお話を聞いた。当時、フランス関係の団体に入会し…

鍼灸治療を受けに来るフランス人 Les français et l'acupuncture

今週は続けざまにフランス人の新患さんが来た。フランス人の患者さんと日本人の患者さんの数を比べれば日本人の患者さんの方が当然多いが、それでも一定数のフランス人が来てくれている。フランス大使館の医療リストの「フランス語可の鍼灸師」の欄に私の名…

平成最後の鍼灸治療 Traitement d'acupuncture pour moi-même

夜、NHKを付けたら、以下の二点についての番組やニュースがずっと流れている。 ・平成が終わる ・10連休 「平成紅白歌合戦」って何をするのかと思っていたけど、第一部は平成の紅白のハイライトだった。紅白を見ていなくてもなかなか感動的なシーンが見れ…

離別の空白 L'ami qui vit dans le vide.

「今回のノートルダム大聖堂の火事のことではさぞ心を痛めてることだろうね。フランスを愛している君のことだから。」脳梗塞をしてから、メールはあまり書けないという友人Gから珍しくメールが来た。ノートルダム大聖堂が焼けて衝撃を受けている筈のフランス…

ドイツの温冷浴(混浴)は最高

ブラタモリで有馬温泉についてやっていて、有馬温泉行きたいな〜!と思ったと同時にドイツの混浴温泉が最高に気持ちが良かったのを思い出した。正確に言うと温泉ではなくて「温冷交代浴」。 2013年3月に当事ドイツにいたフランス人の友人を訪ねてフランクフ…