ミズオノオト - Cahier de Mizuho -

2002年に渡仏し7年後にフランスから日本へ逆留学。フランスに行かなければ鍼灸師にはならなかった日本人のブログ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

東京国立博物館の賛助会員 Tokyo National Museum, membre associée

昨年2017年11月から東京国立博物館の賛助会員になってみた。 今日は賛助会会員の感謝会。 事業報告会と現在行われている「マルセル・デュシャンと日本美術」、「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」の特別展の見どころの解説、立食の懇親会があった。 特別…

サントリーホール Suntory Hall

サントリーホールでは視覚は要らない。目をつぶって耳だけで聴く方が、音のパワーというか気を感じる。 幸せや快感を感じることは色々とあるけど、私にとって音楽は大きな精神的喜びを与えてくれるものの一つである事は間違いない。家族全員が音楽好きで音楽…

"Art" de Yasmina Reza フランスの演劇

フランスで大学院に編入する前、モンペリエ大学付属語学講座に行っていた時に面白い演劇の作品を観た。 その演劇がネットで観れるという便利な世の中。久しぶりに観た。 当時、フランス語の原書の小説を辞書なしで読むというクラスがあった。単語の意味が分…

音楽万歳!La vie est belle avec de la musique

何気なく自分のiTunesを見ていて、最近聴いていなかった音楽をかけてみる。 その途端に引き戻される。脳内タイムスリップ。私にとって琴線に触れるもの。 音源としての音は変わらずそこにあって、音楽が流れるだけで胸が一杯になる。フランスにいた頃は、音…

雲南滇紅 ユンナンディエンホン yúnnán diānhóng : Thé rouge d'Yunnan

天津から買ってきたお茶で気に入っているもののことを書いておきます。 (結局、ブログがメモ代わり化しそうな予感。笑) お茶の市場で自分が意識して飲んだことのないものを味わいたくて、云南滇红 yúnnán diānhóng を飲ませてくれるように頼んだ。 云南滇…

花茶や薬膳茶など Thés et Tisanes

前回お茶の問屋さんに行った話を書きましたが、お茶の問屋さんは大きな建物の中にお茶屋さんばかりが延々と並んでいます。お茶屋さんだけではなくて茶器だけ扱っているお店や、お茶の包装類や茶筒だけのお店、花茶だけ、とかお茶関連全てが揃います。 北京で…

中国茶の世界は面白い Thé chinois

中国茶に限らず、珈琲、抹茶などの嗜好品は大好きだけど、今回中国のお茶の奥深さを改めて感じた。天津研修で(2018年3月17日〜24日)お茶の問屋さんへ行ったら、そこのお姉さんのお茶の知識が素晴らしい。 前回、北京研修でも(2017年7月23日〜30日)お茶の…

イスラムと食べ物の話 Repas pour les musulmans

リヨンLyonにGuillotière(敢えてカタカナで書くとギヨチエール)という場所がある。 何も知らずに行くと怖い場所だと思うかもしれない。トラムを降りた瞬間から明らかに空気が違う。 ケバブ屋さんや、ハラールHalalの肉が買えるお店が並んでいて、アジア食…

固定観念は誰にでもあるけど Nous sommes tous otages de nos préjugés !

フランスでイスラム教徒の友人と親しくなり、私の場合は特にパキスタン人というカッコ付きなんだけれど、彼らの行動を見て考えさせられることは多かった。 彼らは自分達がどう見られているか知っていた(というか、意識していた)。ニューヨークのワールドト…

衛生面、陰毛の処理についてまで書かれているコーラン

と言う訳で(リンク先は前回のブログ)、フランス生活初期にはイスラム教の友達が多く、好奇心旺盛な私はイスラムに対して無知なので色々な質問をした。 純粋な疑問は「コーランって何が書いてあるの?」という事だった。 友人達によると、生活していく上で…

ドイツの温冷浴(混浴)は最高

ブラタモリで有馬温泉についてやっていて、有馬温泉行きたいな〜!と思ったと同時にドイツの混浴温泉が最高に気持ちが良かったのを思い出した。正確に言うと温泉ではなくて「温冷交代浴」。 2013年3月に当事ドイツにいたフランス人の友人を訪ねてフランクフ…

渡仏して最初の異文化洗礼はイスラムだった

アラビア語を勉強したいと書いたが、アラビア語といえばイスラムである。 私は在仏7年間の初めの2〜3年間はフランスでイスラム文化と接する事が多かったし、大学寮にいたこともあってイスラム教の人達のする事を直に見ることができる環境にいた。 イスラム教…

ゴッホの映画 Loving Vincent

ゴッホ~最期の手紙~Loving Vincentを観た。 映画好きの患者さんから話を聞いて面白そうだったので急いで観に行った。 全編がゴッホへの愛に満ち溢れている。まずは俳優さんが演じて、その画像を特殊な技術でキャンパスに投影させて、その上から125人の画家…

アラビア語熱は続くか否か

先日、東京国立博物館で行われた『アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝 Roads of Arabia Arcaelogical Treasures of Saudi Arabia』の内覧会へ行って以来、アラビア語を学習したい熱に火がついている。 元々フランスにいた時にアラビア語を聞く機会は頻繁…