花茶や薬膳茶など Thés et Tisanes
前回お茶の問屋さんに行った話を書きましたが、お茶の問屋さんは大きな建物の中にお茶屋さんばかりが延々と並んでいます。お茶屋さんだけではなくて茶器だけ扱っているお店や、お茶の包装類や茶筒だけのお店、花茶だけ、とかお茶関連全てが揃います。
北京でも行きましたが、天津でも連れて行ってくれるという主催者の配慮です。
花茶や陳皮、菊茶、等々を自分で配合して飲むということは中国では日常的だと思います。北京で行ったお茶の問屋さんで花茶を混ぜて飲ませてくれましたが、フランスにいたときにも中国人の友人が菊茶を入れてくれたり、〇〇と〇〇を黒糖で煮るとお肌に良い、など言っていました。中医の文化が根付いていますね。
お茶は問屋さんで買うと安いし自分の目で品質も見ることができます。入れ方も教えてくれるので更に一石二鳥。中国人は問屋さんで見て、さらにそれをネットで買うと安いのでそうしているらしいです。
これは何ですかと聞くと高血圧や高脂血症に効果があってコレステロール値を下げる絞股蓝(绞股兰茶)というもの。
写真の右手前の緑色のが絞股蓝。
参加者でまさにその効果を希望している人がいたので飲ませてくれました。スッキリしてほのかに甘い。
中国語ページですが絞股蓝についての説明です↓
絞股蓝、日本ではアマチャヅルと呼ばれているようです。日本でも一時ブームになったそうです(リンクはWiki)。
入り口で山積みになっていたものは何か聞いたら、竹の葉。笹です。竹葉茶。
竹の葉は気や熱を下ろす作用があるので、頭に血が上っている人にいいようです。
お店の人は竹葉とレモンで飲むと良いと言っていました。早速飲んでみました(写真)。あまり色は出ないけどレモンの酸味が穏やか。確かにレモンと合う。いかにも体にいい感じで美味しい。ちなみにレモンも大量買いです。大量といってもたかが知れていますが、この乾燥レモンは使えそうです。
お茶屋さんの様子↓
竹葉は他の店にも沢山あったので、よく使われているようです。笹だけで色んな種類を扱っている所もありましたが、調べて見たら竹葉のお酒があるんですね。
別の日。小児科講義の時に漢方茶を入れてくれました。
見えているだけでも菊花、玫瑰花、山査子、陳皮、蓮の実が入っています。
中国では肉を食べすぎた時に山査子(さんざし)を摂取するようで、やや食べすぎの私達の胃腸を配慮してくれたようです。やや酸味が強いですが、私達はこれを欲していたらしく結構飲みました。
妙に目がスッキリしてきたのは菊の効用?
山査子はスーパーでも加工品がよく売ってますが、甘いのでお茶で飲んだ方がより酸味が強くてスッキリします。(と今回思いました)
他にも色々買いました。本当は珈琲が大好きなんですけど、しばらくは買ってきた中国茶ばかり飲んでいるかも知れませんね(笑)。