ゴッホの映画 Loving Vincent
映画好きの患者さんから話を聞いて面白そうだったので急いで観に行った。
全編がゴッホへの愛に満ち溢れている。まずは俳優さんが演じて、その画像を特殊な技術でキャンパスに投影させて、その上から125人の画家達がゴッホタッチの油絵を塗り重ねていったらしい。
油絵が映画になって動いているので、アニメとも風合いが違う。有名なゴッホの絵の中に描かれている人物像が油絵の状態で動いている。なんだか不思議だけど、実に良い感じ。
ゴッホの絵がゴッホを語るという発想が斬新で、患者さんから聞いて、それは観たい!と思って急いで観に行ってよかった。
小さい頃にゴッホ展に行って、絵から漂うただならぬ気迫に、どうもゴッホの絵は苦手だという意識がずっと長い間あった。この映画を観ると、別の感覚でゴッホの絵を観ルことが出来ると感じた。あまりにも絵が美味すぎる故にあの狂気じみたオーラが絵から発しているんだと思う。
孤独だったゴッホが今はこんなにも愛されている。
映画を紹介してくれたRWさんに感謝します。実は今日は二本映画を観たけど、こちらの方が圧倒的に好みでした。