ミズオノオト - Cahier de Mizuho -

2002年に渡仏し7年後にフランスから日本へ逆留学。フランスに行かなければ鍼灸師にはならなかった日本人のブログ。

平成の終わり Fin de l'ère Heisei

平成最後の日ということで、自分にとってのニュースを挙げている人がいた。

自分の年齢から30歳引いた歳が平成元年。 

自分にとって平成での重大イベントはやっぱりフランスにいた7年間だと思う。

 

今まで、私がフランスにいたのは2002年2009年と思っていて、平成で考えた事がなかった。「令和」になる前に自分の為にまとめると私は平成14年から平成21年までフランスにいたのだ。フランスにいた時間を西暦で考えていたけど、平成に置き換えるとより現実味が増す。自分が体験した事が外国の出来事ではないように感じられる。

 

フランスにいた間にあった色々な事

自分がいつどうなるか分からないので個人的な出来事をまとめておく。初めてオープンにすることも含む。

  • フランス語学校でイスラム教徒の彼ができた。日本人の友人に必死に付き合うのを辞めるように説得されたが、恋は盲目。こういう場合は逆効果で余計に燃え上がる。
  • フランスの大学の修士過程に編入
  • イスラム教に改宗はしない」等でイスラム教の彼と別れる。
  • しばらくしてフランス人の彼ができ、彼と同棲する。
  • 論文の担当教授から大学で働くように言われ、大学図書館で働き始める。フランス語・日本語併記のオンライン電子カタログ作成、日本語書籍の注文、等。図書館の仕事が非常にバラエティに富む事を知った。フランス人の同僚にも恵まれる。
  • 修士論文をフランス語で書き上げた。友達、図書館のディレクター、色んな人の助けを借りて完成。自分にとって大きな自信となる。
  • 同じ研究所のイタリア人女性 Paola Sandri が北京での研修中に刺されて死亡。有能な人が若くして亡くなり、皆がショックを受けた。
  • フランスの大学院から日本の大学院に送られる。

 

フランスに行ったばかりでイスラム教の彼と付き合い、その後フランス人の彼と付き合い、イスラムというもの、フランス、いろんな文化を直近で感じる事ができた。外国人、フランス人といつも一緒にいた。このブログの最初の方に書いたイスラムについての投稿はイスラム教の彼がいたからこそ感じる事ができたもの。おかげで私はイスラムに対する恐怖はない。彼らが祖国からフランスに来て、同化していく過程も見た。

 

フランスでの7年間はあまりに濃密。現在の自分を形成しているものはあの時代で体験したものに影響を受けている。鍼灸師になったのもフランスで自然治癒力に興味がある人が多くいて、私の周りのフランス人達が針に行っていたという事実があった。

 

東京にいてもフランス人が鍼に来てくれる。少しでも私がフランスで受けた恩を返したいと思う。うーん、結局テーマが広すぎてまとまりのない文章になってしまった。明日5/1も私は仕事なので今日はここまで。フランス絡みについては書いていこうと思う。あんな事やこんな事、どこまで書いていいのか分からない事が沢山(笑)。

 

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2009年にフランスからイタリアのウディネへ行く電車の中での私。2009年=平成21年。