ミズオノオト - Cahier de Mizuho -

2002年に渡仏し7年後にフランスから日本へ逆留学。フランスに行かなければ鍼灸師にはならなかった日本人のブログ。

イタリア人の友人のティラミスレシピ Tiramisu

リヨンにいた頃、二人の身近なイタリア人がいました。一人はイタリアから留学していた女性で私の同僚。

 

フランスでは人を家に招いてのホームパーティーがよくあります。ある時、そのイタリアの友人がホームパーティーにティラミスを作ってきてくれました。イタリア人の作る本格ティラミスに私たちは感激。ものすごく美味しかったのでレシピを聞きました。

 

それ以来、頻繁にティラミスを作ったものです。マスカルポーネさえあれば簡単にできるし、フランスではイタリア産のマスカルポーネはそこら中にあります。日本に帰って来たらフランスに比べてチーズは高いなと思いました。でも最近はマスカルポーネに関してはそんなに高くなくなってきました。どこで買うかによりますね。でも、日本ではあまりホームパーティーの機会がありません。最近はコロナで余計にそうです。そんな中、妹が遊びに来るというのでティラミスを作りました。

 

イタリア人の友人から教えてもらったティラミスレシピ

材料(作りやすい量)

  • 新鮮な卵の黄身 3個分
  • 砂糖 大さじ6杯(私は今回はきび砂糖を使いました)
  • マスカルポーネ 250g
  • エスプレッソかインスタントコーヒーで濃いめに作ったコーヒー 適量(150 mlぐらい)
  • ラム酒(なくても良い)
  • 生クリーム(なくても良い)
  • フィンガービスケット(お好みのビスケット) 適量(容器に敷き詰めれるぐらい)(フランスにいた頃はboudoirsというフィンガービスケットを使っていましたが、日本ではどこでも売ってる訳ではありません。他のもので代用可能ですが、フィンガービスケットで作ると一番マスカルポーネに合うと思います)
  • 純ココア(無糖) 適量
  • ブラックチョコレート(なくても良い)

 

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イタリア産マスカルポーネチーズとフランス産フィンガービスケット



1. エスプレッソを作る。インスタントコーヒーを溶かして濃いコーヒーを作っても良いです。(ラム酒を入れたい場合は香りづけに入れてください)

2. 卵の黄身と砂糖をクリーム状になるまで混ぜる。65〜70℃沸騰しない程度の湯せんにかけ、泡立て器で混ぜ、卵液が人肌程度まで温まったら湯せんから下ろし、さらに混ぜる。卵液が白っぽくモッタリとなっています。

3. 2にマスカルポーネを入れてよく混ぜる。ここでツノが立つまで泡立てた生クリームを少し入れても良い(私は入れませんが、お好みです。)

4. ビスケットをエスプレッソに浸して容器に並べる。底に敷いたビスケットには上からコーヒーをかけてもよい。写真は上からエスプレッソをかけた状態。フィンガービスケットはすぐに柔らかくなってしまうのでコーヒーに浸す時に、表と裏を1秒浸すぐらいでOKです。

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5. その上に、3のマスカルポーネ生地を流す。もう一段コーヒーをなじませたビスケットの層を作ってまた生地を流す。コーヒーをビスケットに浸すとすぐ柔らかくなってしまうので、手早くやります。

6. 冷蔵庫でよく冷やす。半日ぐらい冷やすと味がなじんで美味しくなります。昼食べるなら、翌日の夜に作っておくと良いです。冷やすのが3時間ぐらいだと馴染みがあまりよくありません。長めに冷蔵庫に置くのが美味しくなるポイントです。

7. 食べる直前にココア(とお好みでブラックチョコレートを削ったもの)を上にかけて召し上がれ。

 

今回はフルーツを添えてみました。いつもよりテクスチャーがゆるい感じでしたが、妹はとても美味しいと喜んでくれました。

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簡単で美味しいティラミスです。教えてくれたイタリア人の友人は「フルーツティラミスも美味しいよ!」とよく言っていました。その場合はフルーツを間に挟んで、コーヒーの代わりにジュースやシロップをクッキーに浸します。ココアではなくて抹茶にすれば抹茶ティラミス。応用も効きます。

 

 

このブログでは食べ物のレシピは書くまいと思っていたのに、やはり書いてしまってますね。食いしん坊は隠せない。でも、ブログってレシピをメモしておくのにも便利。フランスで書いていたブログにレシピをいくつも載せていたので、たまにそれを見るために過去のブログを見返すことがある。ネット上に記憶させた方が便利な場合があります。

 

イタリア産マスカルポーネを買いに行ったら、全てのお店で値段が違うのに驚きました。同じメーカーでも値段が違っていたりして、値段ってあってないものですね。