ミズオノオト - Cahier de Mizuho -

2002年に渡仏し7年後にフランスから日本へ逆留学。フランスに行かなければ鍼灸師にはならなかった日本人のブログ。

簡単だけど本場の味のインドカリー

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妹にインドカレーを作ったら、作り方を教えて欲しいと言われました。ここに書いておきます。妹と食べたのは上の写真の「レンズ豆と鶏手羽元のカレー」です。

 

インドカレーは日本のカレーライスとは全く別物。日本のカレーライスを手作りする時は小麦粉を入れて炒める過程もあると思うけど、インドカレーには小麦粉のようなとろみをつけるものは入らないです。

 

フランスの大学寮にいた時にパキスタンの優秀な留学生達と仲良くなったことはこのブログの最初の方に書きました。インドカレータマネギトマトがベースで、実はとてもヘルシーです。インドカレー屋さんで食べるものは結構油が加えられているけど、自分で作ってみると健康的な食べ物だなと思います。

 

基本的なインドカレーのベースの作り方

材料

  • タマネギ(中)1コ
  • トマト(中)1コ
  • クミンパウダー 小さじ1
  • ターメリック 小さじ1
  • コリアンダーパウダー 小さじ1
  • ニンニク ひとかけ
  • 生姜 ひとかけ
  • 唐辛子 1つ
  • サラダ油 適量 
  • ガラムマサラ 小さじ1〜2

1. タマネギをみじん切りにする。ニンニクと生姜もみじん切り。トマトの皮を向いて粗みじんにする。

2. サラダ油を鍋かフライパンに熱してタマネギを炒める。クミン、コリアンダーも入れて炒める。唐辛子の種を取り除いて入れる。種が入ると激辛なので、辛いのが大好きな人でなければ種は取り除いた方がいいと思います。

クローブベイリーフ、シナモン、カルダモン、オールスパイス等を入れても良いです。スパイスにはオイルで炒った感じになった方が良いので、焦げない程度に炒めてください。私の場合はクミンとコリアンダーは必ず入ってるけど3つ目はコリアンダーではなくて、他のスパイスのことも多いです。

3. そこに生姜、ニンニクのみじん切り、ターメリックを入れて炒める。馴染んできたらトマトのみじん切りも入れてさらに炒める。

ガラムマサラはこのベースの後に具を入れて、煮込んだ後に入れます。

 

これがカレーのベースになります。スパイスの使い方によって色々な味のバリエーションがありますが、この作り方を覚えておけば、時間をかけずに本格カレーの味が楽しめます。豆カレーの場合はここに煮ておいた豆を加えて煮込む。肉の場合は3の後に入れたり、別のフライパンで炒めたものを入れます。

 

レンズ豆はすぐに煮えるので重宝します。ヒヨコマメは半日ぐらいは水に浸しておかないといけませんが、ホクホクして美味しいです。既に煮てある豆の缶詰め等を使っても良いですが、乾物の豆を茹でて使うと美味しさが違います。

 

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肉を入れる場合、肉を香辛料、塩、ヨーグルトに浸けて置くと肉も柔らかくなって美味しいです。上の写真はレンズ豆を煮たものをいれたところ。

 

豆にしても肉にしても野菜にしても、最後にガラムマサラをスプーン1さじ入れると香りが立ちます。最初から入れると香りが消えるので、最後の方が良いです。



下の写真のカレーは「ひよこ豆と鶏胸肉のカレー」です。

基本のカレーベースに煮ておいたひよこ豆、(塩、オイルをまぶしておいた)鶏胸肉をいれて炒め、少しお水もいれて煮込みます。

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ちなみに、インドカレーにはいろんな香辛料を使いますが、入れるとインドカレーとは別物になる香辛料もあります。例えばタイムやローズマリーのような西洋料理、地中海料理によく使う香辛料です。あの手の香辛料は「ザ・インドカレー」の味ではなくなります。