一泊二日の屋久島の旅 一日目
鹿児島から屋久島に向かう飛行機はプロペラ機。プロペラ機は大昔20年以上前にアメリカのローカル線で地方から地方に行く時に乗ったような記憶が…。
「屋久島が強風のため着陸できない場合は鹿児島空港に引き返す」という条件付きだったけど問題なく屋久島に到着。8:45発9:25着なのであっという間。下で大雨が降っているだけあって飛行機から見える雲の様子がいつもと違っていてワクワク。因みに機内には6人しか乗っていなかった。こんなに少ないの!?と驚愕。
ガイドさんが空港に迎えに来てくれて、早速一日目の観光スタート。飛行場から屋久島を時計回りに巡った。(下記は行った順)
- 屋久島のお茶畑
- 松嶺大橋
- 猿川ガジュマル
- トローキの滝
- 千尋(せんぴろ)の滝
- 大川(おおこ)の滝
- 西部林道(世界自然遺産地域で唯一車の走行が可能)
- 屋久島灯台
- 永田いなか浜海亀産卵地
- 益救(やく)神社
屋久島Mapはこちらからお借りしました。色々と行ったので、以下はかいつまんで記載。
実は屋久島は緑茶の産地。鹿児島は知覧茶があるし、屋久島のお茶畑を横に見ながらドライブ。
松嶺大橋
川までの距離70mの橋の上から葉っぱを飛ばして遊んだ。葉っぱの形や茎が残っているかどうかで飛び方がみんな違うので面白かった。一人だったらもっと葉っぱを取って遊んでいたかも。
猿川ガジュマル
ガジュマルは東京にも小さな鉢があるけど、南のガジュマルの勢いは凄い。植物って家で育てていても植物の伸びる力に家や建物が負けるんじゃないかと思った事が何度もある。このガジュマルの侵食力は良い例。現地で見ると南に来たなと思います。
大川(おおこ)の滝
日本の滝100選にも選ばれた落差88mの滝。滝の間近まで行けるので迫力が凄い。動画も撮ったけど、水しぶきがすごかった。
西部林道
屋久島は世界自然遺産に登録されているけど、白谷雲水峡などのトレッキングに入れる所は世界遺産の地域ではない。島の西部に世界遺産地域がある。西部林道は世界遺産地域を車で通れる唯一の道。そこにはお猿さんと鹿しかいない。
車で走っていたら車の前にヤクシマザルが沢山いた。のんびりしていて逃げない。本州の猿よりも一回りは小さい。因みに屋久島では「猿」と言うのを嫌って「お山の大将」とか「山のあんちゃん」と呼ぶそうです。「サル(去る)」を連想させるかららしい。
動物は北へ行くほど大きくなって南へ行くほど小さいようです。東北や北海道の山には熊が出るから危険もあるけど、屋久島はいたとしてもお猿さんだとかヤクシカ。熊がいないのは安心です。
ヤクシカも本土で見るより一回り小さい。写真は上手く撮れてないけど、後ろから首を回してこちらを見る様子がもののけ姫のシシ神様の動きにすごく似ている。大きさは小さいけど動き方がシシ神様そのものです。
ガイドさんを頼んで良かった
屋久島についての情報をほとんど調べないで訪れたのでガイドさんを頼んだのは本当に良かった。季節と天候を見て良い場所を選んでくれたので、ガイドさんなくしては今回の旅の充実はなかった。バスで巡るとしても時間を合わせるのが大変だし、コロナ禍で一日に三便しか運行していない路線もある。
行く前は屋久島の天候を心配したけど、思っていた以上に暖かかった。出発前から屋久島の天気予報を注意して見ていたけど、おそらくiphoneで表示される温度は山の温度。かなり低く表示されている。一日目に屋久島を巡った時は暖かくてフリースを一枚脱いだぐらい。それでも暖かかった。そしたらその日は特別暖かくて19°まで上がっていたらしい。東京では2月13日は4°だったようなので、屋久島の19°は相当暖かい。しかも屋久島は雨が多いと聞いていたのに一日目は雨に降られなかった。最初から雨具も兼ねた上着を着ていたので拍子抜け。
それにしても屋久島はどこに行っても人がいなかった。元々1、2月は閑散期なのに加え、コロナ禍で本当に人が少ない。今年もこの調子だと困るとガイドさんがぼやいていました。あまりにも屋久島に人がいないので、旅館のスタッフさんにその話をした。そしたら、せっかく来たのにねえ、と言ってたんかんを持たせてくれた。屋久島でたんかんを買いたいと思って買っていたけど、旅館の方もガイドさんもくださった。嬉しかったです。