ミズオノオト - Cahier de Mizuho -

2002年に渡仏し7年後にフランスから日本へ逆留学。フランスに行かなければ鍼灸師にはならなかった日本人のブログ。

ドイツのチョコ・リッタースポーツ Ritter Sport

今日たまたまスーパーでリッタースポーツのチョコを見て懐かしくなった。

備忘録として書き留めておく。

 

リヨンにいた時、友人カップルと一緒にベルリンに行った。多分2004年。当時はみんな学生だったからバスで行った。学生だったからというよりも、ヨーロッパは陸続きなので国を一つ跨ぐぐらいだったらバスで行く事がよくある。イタリアにもリヨンからバスで行ったことがある。

 

一緒に行った友人カップルの彼の友人がベルリンで研修をしていて(フランスでは企業での研修を Stage スタージュと言って、スタージュをしないと単位をもらえなかったり、経営などの専門の学科に在籍しているとカリキュラムの中に組み込まれていることが多い)その友人の所に泊まらせてもらえるから私も一緒に行かないかと誘ってくれた。

 

今回はそのドイツ旅行について書きたい訳ではない。ベルリンからリヨンに帰るバスの中で隣り合った人についてだ。

リヨンからベルリンに行く時はそんなに混み合っていなくてゆったりとしていたが、帰りは満席。私は友人カップルとは離れて知らない男の人の隣になった。

 

帰りは夜行バスだった。暗い中で急に隣の男の人がもぞもぞ動き出した。何やら首を振って手を挙げるような動作をしている。隣の私はびっくりして、体調でも悪いのかと思った。でも、そんな感じではない。何度か同じ動作をしているのと、その人がすんぐりモックリのおじさまで色は黒い。ずんぐりモックリは余計かもしれないが、おそらくイスラム教徒。バスの中でお祈りをしているのだと分かった。その瞬間、恐れは安堵に変わった。と同時にバスの中でもお祈りをするんだと感心した。バスに乗っている間、2回ぐらいお祈りしていたと思う。

 

バスを止めて休憩があって、休憩所には日本と同じくサービスステーションのようなのがある。そこでなぜか隣のイスラム教徒のおじさまが自分の分と一緒に私にもチョコレートを買ってきてくれた。特に話もしてないけど、隣の席のよしみだという感じで。その時にくれたのがリッタースポーツのチョコ。

 

正方形で食べやすい大きさ。フランスでも売ってるけどドイツのチョコ。その時にもらった意外性(なんでくれたのか?) と嬉しさ(長距離バスでお腹も空いていた)でリッタースポーツは脳裏に刻み込まれた。美味しかった。イスラム教徒の人は結構優しい人が多いし、知らない人にも食事を振舞ってくれる人が多いので、あまり怪しくも思わなかった。

 

おそらく、その時がリッター・スポーツのチョコだと認識して食べたのが初めてだったように思う。ドイツに行くとリッター・スポーツの種類も多いので嬉しくて沢山買いたくなる。確か、そのあとにドイツに行った時、大量買いした記憶がある。

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画像はRitterSport公式ページからお借りしました

 

今日もスーパーで見た時に買いそうになったが、食事に気をつけている所なので、理性が勝って断念した。

 

リッタースポーツ公式HP

 

 

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