ヒマラヤを越える密の教え: チベット医学セミナー Séminaires de la médecine tibétaine
今日2019/6/23、チベット医学のセミナーに行ってきました。
ボディ・マインド・スピリット
〜チベット医学の真髄〜
上馬場和夫先生
インドからチベットへの道
チベタンヒーリング 体で感じる5 エレメント
西川眞知子先生
上馬場先生はいつもながら凄い。かなりの情報量を分かりやすく伝える天才。しかも時間通りに終わらせる。レジュメが45ページ。
今回もまたシラジットを持ってきて、飲ませてくれました。
チベット医学は仏教が基礎になっていて、チベット医は僧侶でもある。慈悲心(菩提心)も治療のうち。治らない患者がいたら、患者を幸福にあの世に届けるように務めるという。
温熱療法の共通性についてもお話があった。
- インドの アグニカルマ Agnikarma
- 中国の 火鍼 Fire needle acupuncture
- 日本の方がたぶん広まっている お灸 Moxibustion
- 現代医学ではレーザー Laser
ひょっとして今週末2019/6/30の「日本刺絡学会」で実技が見られるか?たぶん吸角だけだろうけど。楽しみ。
ちょうど日本刺絡学会のプログラムが届いた。盛りだくさんで消化不良になりそうな分量のプログラムで期待が膨らむ(笑)。
令和はチベット語で希望を意味するので、チベットでは「令和」になってとても喜んでいると言う話を前にも聞いた。10月にチベット医学センターの見学などでチベットに行く。「希望」の令和元年にチベットに行けるのはラッキーなのかもしれない。
西川先生は初めて。情熱的なゆえに熱心に説明をしてくれるので、時間が押して後半は駆け足。とはいえ、面白かった。
仏教の空性(くうしょう)や地水火風空の5元素の話。
最後のワークでは仏教のバジュラ རྡོ་རྗེ (金剛杵、チベット仏教で使われる法具)のポーズを最初にやって、チべット体操。地水火風空の5元素の体操。ワークがあると面白いですね。
「チベット医学は、アーユルヴェーダを基礎としながらも、中国医学や波動医学、霊的医療も包含した最先端の統合的自然医療であり、ボディ・マインド・スピリット、医学と宗教、生と死が一体となることで、「医療を超えた生き方と死に方の智慧」を解いてくれることから、将来の人類の幸福に貢献するでしょう。」
↑上馬場先生のレジュメからです。
チベット医学は中医学の要素もあるんだけど、もっと大きな包括的なアプローチ。言葉通り、医療を超えた生命の智慧という感じ。面白い。